2009-02-04 第171回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第2号
特に、一九七〇年代の初めにコインロッカーベビー事件という事件が社会問題となりました。これは実母による子捨て、子殺しが頻発したんですが、その子供の捨て場所が駅のコインロッカーを主に選ばれたということで、コインロッカーベビー事件と呼ばれましたが、この事件を契機といたしまして、お母さんたちの育児不安、育児ストレスを主な研究テーマとして三十数年取り組んでまいりました。
特に、一九七〇年代の初めにコインロッカーベビー事件という事件が社会問題となりました。これは実母による子捨て、子殺しが頻発したんですが、その子供の捨て場所が駅のコインロッカーを主に選ばれたということで、コインロッカーベビー事件と呼ばれましたが、この事件を契機といたしまして、お母さんたちの育児不安、育児ストレスを主な研究テーマとして三十数年取り組んでまいりました。
七〇年代初めのコインロッカーベビー事件をきっかけに、育児不安、育児ストレスについて研究してまいりましたが、子育てをめぐる環境は、この三十年来、一部改善されつつも、親が置かれている状況の厳しさは変わっていないという印象をぬぐい得ません。こうした子育て環境の改善を図るために、三年ほど前から、東京・港区でNPO法人として、地域に根差した子育て家族支援の活動にも携わっております。